【茶花は奥が深く、一生勉強で、花とはまさに『一期一会』です】
《基本》
・床は、座って拝見するものなので、その目線で生けます。
特に掛け花や釣り花のときは、注意。
・利休居士の言葉-1
「花は野にあるように」(『南方録』より。『南方録』の解説は、いつか)
この言葉は、野にあるようにボサボサに生けていい、という意味ではありません。
草や木が自然界で生きているさまを格調高く生けましょう。
・利休居士の言葉-2
「小座敷の花は、かならず一色を一枝か二枝、かろくいけたるがよし」(『南方録』)
とあります。
10月の花が少ない時は、5種~7種(奇数)の花を入れて、名残りを楽しみますが、
それ以外は、2種類の花木か、木と草の取り合わせがいいでしょう。
・花は、今まさに開き始めのものがよいでしょう。
満開のものは、すぐに散ってしまうイメージがあるので、生けるのは場合によります。
・真の花入には、一種が基本ですが、二種にして、薄板を蛤端にするのもいいようです。
・冬の時期は椿が好まれます。
・花や枝は、花入の高さの1.5倍ほどで納めると、無難です。
『足』は、なるべく一本に見えるようにしましょう。
・生け終わったら、かならず、霧吹きで水をかけます。
かけるときは、床の壁にかからないようにしてください。
・実践あるのみです。追々、その季節の花の種類で勉強するしかありません。
(2024.11.21 談)
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