2024年12月7日土曜日

はじめてのお菓子

お茶を出すときは、お菓子がつきものです。

 【お菓子の種類】

和菓子は水分量で分けられます。
30%以上は「生菓子」、10%~30%は「半生菓子」、10%以下は「干菓子」。

【干菓子】
・素手でつまめるものです。
・薄茶を出すときに使います。
・茶事のときは、最低でも人数分+1個を用意します。たくさんだしてもOKです。
・菓子盆に2種類のせるのが標準です。この場合、右上に格調の高いものを置きます。
・干菓子はいろいろな種類があり、地方の名産品も数々あります。
 帰省したときや、旅行先で探してみましょう。
・種類:落雁、金平糖、かりんとう、和三盆、煎餅、吹き寄せ、麩菓子、有平糖など
・取り方・いただき方(客側):
 菓子器に両手を添えて、軽く押しいただきます。
 懐紙を膝前に置きます。
 左手は菓子器に添えたまま、右手で菓子を右奥、左手前と取り、懐紙にのせます。
 取った指先は、懐紙の角で拭きます。
 菓子器を次客との間の縁外に両手で置きます。
 菓子ごと懐紙を左手にのせてから、戴きます。
 指先を懐紙の角で拭き、一番上の懐紙を菓子くずがこぼれないようにたたみます。
 使った懐紙は、懐紙のたばの内側にいれて、懐紙を懐中します。

【主菓子】
・主菓子は生菓子か半生菓子を使うことが多いです。
・濃茶をお出しするときや、大寄せの茶会では薄茶でも使います。
・一人一個です。
・陶器の器に人数分を入れたり、縁高という菓子器にいれ、黒文字を添え、出します。
 (縁高については、いつか実物で練習しましょう。)
・種類:煉切、道明寺、きんとん、餅菓子、粽、金玉など。
・取り方・いただき方(客側):
 菓子器が回ってきたら、次客に「お先に」と一礼。
 菓子器に両手を添えて、軽く押しいただきます。
 懐紙を膝前に置きます。
 黒文字を右手で上から取り、左手を添えて持ちかえし、菓子を右手前から取ります。
 懐紙にのせ、黒文字の先を懐紙の角でぬぐい、持ちかえして、菓子器に戻します。
 菓子器を隣に送ります。
 懐紙を左手にのせて、楊枝で適当に切りながらいただきます。
 菓子によっては、慣れないと食べにくいので、練習あるのみです。
 楊枝を懐紙で拭いて、懐紙の内側に入れ、使った懐紙を始末し、懐中します。
・りゅうさん紙は、水分の多い菓子がでてきたときに、使います。

【亭主からのお菓子の出し方】
 実践で練習

(2024.11.21/12.5 談)


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今日の軸:「星河清涼風」